オレンジハットのラーメンのチャーシューがジューシーすぎる

「ベーコンポテチー」というハンバーガーをご存知だろうか。

 

ベーコンポテチーのレシピ？動画

郊外のロードサイドにたたずむ遊技場の片隅でしか食べられない幻のバーガー「ベーコンポテチー」。

粒マスタード入りバターをぬったバンズに、ハッシュドポテトと、ベーコンと、とろけるチーズと、謎のスペシャルBPCソースがたっぷりのった「ベーコンポテチー」が食べたくてたまらない。

だけど私は未だにその味を知らない。

「自販機の中の人」と「はこちゃん」との出会い

ふとしたきっかけで「自販機の中の人」という、自動販売機用の食品を製造している伊勢崎市の方のアカウントを知り、さらにかわいい女の子（Haco©こと、はこちゃん）のイラストが箱に印刷された「ベーコンポテチー」なる自販機専門のバーガーを知った。 

自販機バーガーなんてもう20年以上食べていないし、いまだに自販機バーガーが健在だったことにも驚きだった。

噂の「ベーコンポテチー」が食べたい！！
ついでに「はこちゃん」を愛でたい！！！！！

そんな思いを募らせていたさなかに、古き良き昭和の時代から抜け出てきたようなドライブイン「オレンジハット」を偶然とあるロードサイドで見かけた。

オレンジハット新町店で自販機ラーメンを食べる

先日の浅間山登山（ついカッとなって浅間山へ登ってやった）のときに友人と新町駅で待ち合わせをした。
新町駅から藤岡インターまでの間にあったのが「オレンジハット新町店」だった。

見つけた瞬間、真っ先に「うわっオレンジハットだ!! バーガー食べたい！帰りに寄ろう！」と宣言したのは東京からやってきた山友のR君だった。
R君とその兄上こそが自販機食品ムーブメントにいち早く注目し、私を自販機食の世界にいざなった目利きの人なのだった。

トーストサンド自動販売機 

年季の入ったアーケードゲーム機が奏でる効果音と、自販機に灯るほのかな照明と、煙草の煙とが溶け合うほんの少しアダルティな空間。
そんな「オレンジハット新町」に足を踏み入れた登山帰りの我々だったが、目的の「ベーコンポテチー」 にはたどり着けなかった。

そのかわりといってはなんだが、自販機ラーメンが思いのほか上出来だったので、ここでぜひとも報告を上げておきたい。

うどんとそばの自販機。

しかしメニューはうどんとラーメンで、そばは無い。

いまだにどういう原理で熱々のうどんとラーメンが出てくるのかわからない。

不思議なマシンだ。

「硬貨は一枚づつゆっくり入れてください。」

1. お求めの商品をお決めください。
2. お金をお入れください。
3. ランプのついた押ボタンを押してください。調理中ランプがつきでき上りまでカウント表示をはじめます。
4. 調理中表示が消え、チャイムが鳴ると取出口に商品がでてきます。
5. はしとやくみをお取りください。

とのこと。
取出口のそばに割り箸と薬味ケースがあった。

330円のラーメンをオーダー中。
あと17秒。
待ち遠しい。

天ぷらうどんも同じく330円。
隣の敷地にあった山田うどん（6時から23時までの営業）の天ぷらうどんが350円なので、自販機うどんにとってはライバルといっていいだろう。

330円でこんなに美味しいチャーシューがっ!!

熱々のラーメンが自販機より出てくる不思議に感慨もひとしお。

具材はメンマ、最近とんと見かけなくなったうずまきナルト、そしてチャーシュー、写真では見えないがワカメが入っている。
いただきます。

麺はソフト麺なので「ふーん」という感じだが、焼き目がついていて少し香ばしいのがうれしい。
懐かしい風味のナルトもいいが、このラーメンの一番の旨味はなんといってもチャーシューだ。
 330円のラーメンに入っているとは思えないほどジューシーで美味しいのだ。
脂の量も焼き加減もちょうどいい。
こちらのチャーシューも「自販機の中の人」特製のチャーシューらしい。
お近くのオレンジハットに足を運んだら、ぜひ一度お試しあれ！！

ラッキー！ハム２まいいりｯ

友人R君がオーダーしたのはトーストサンド。
こちらもアルミホイルに包まれた熱々のトーストが自販機から出てくる。
しかもそのアルミホイルには

「ラッキー！ハム２まいいりｯ」

と書いてあった。
貴様うらやましいぞこのやろう！！

「トーストがとても 熱くなっていますので はさんでテーブルまでどうぞ！」


ということで自販機にはトングが掛けてあった。
こんな風景見るの、生まれて初めて。
まだまだ奥が深いよオレンジハット！