2013年7月25日木曜日

タイベックでニーモオビ用のフットプリントを自作してみた

自作フットプリント。コードストッパーはNORTHFACE


最近登山用テントとして「ニーモ オビ(nemo obi)2P」(約1.5kg)を購入した。


恒例の「本番で慌てないために室内でテント試し張り」の図。


ニーモ オビ 2P は37,800円もした。この重量のテントにしてはお手ごろな値段なのだが…

いつもの山渓で購入。


地面に敷いてテントの床面を保護するオビ2P専用のフットプリント(グランドシート)は約6,000円する。
オビ2Pと同時購入だともう少し安い場合もあるが、6,000円はなかなかの値段だ。


フットプリントなどなくても、テントライフはどうにかなる。
以前、野外フェスのテント泊で3000円ぐらいの安いテントを使っていた時は、グランドシートなどを敷いたことは一度もなかった。
だがしかし、37,800円もしたこのテントとは一日でも長くお付き合いしたいと思う。
地面に転がった小石や、乾燥した芝生の刈り跡など、鋭利な存在からテントの床面を守りたい。
しかし、ニーモオビのフットプリントは6000円……。
安いブルーシートでなんとかするか?
しかしブルーシートは破れやすいという話も聞く。ブルーシートだとかさばる……。


テントを購入してからというもの、フットプリントが気になって気になって仕方がない日々を送っていた。
そこで「フットプリント 自作」で検索したところ、摩擦や水に強く、しかも非常に軽量という最強不織布・デュポン社のタイベックで自作した人のブログが何件かヒットした。

なるほど、タイベックで自作か!

そんなわけで、「ニーモ オビ 2P」のフットプリントをタイベックで自作してみた。


用意したもの

用意したけど失敗して使わなかったもの
  • ハト目打ちセット

某ホームセンター資材フロアの床材関連のコーナーでタイベックに似たものを見つけたが、30mや50m単位でしか販売されていなかった。
2000円だったか3000円だったか忘れたが、かなりお買い得ではある。
しかし絶対に何十メートルも使い切れない。
そこで、切り売りしてくれるネットショップを発見したので、3mだけ購入することにした。


デュポン タイベック 1443R 102cm巾 50cm単位切り売り (←Amazonでも取り扱いあり)

タイベックは本来、床を保護するシートである。貼り跡がつかない養生テープとセットで使われることが多いようだ。
こちらでは1m単位で購入できる。送料込みでメール便対応なのがうれしい。
商品レビューを見るとフットプリント自作者御用達なことが伺えた。


オビ2Pの床面寸法は、長さ213cm、狭い方の幅が107cm、広い方の幅が127cmである。

ニーモ・イクイップメント-オビ 2P


なのでまず3mのタイベックを二枚に切り、真ん中で繋げて縫うことにした。
オビ2Pを広げてタイベックを上に当て、床面より若干小さめ(2〜3cmぐらい)に裁断する。
テントの床面よりもフットプリントの方が大きいと、雨が降ったときにフットプリントに水がたまってしまい、テントの床面が濡れて浸水しやすくなるからだ。

ミシンがけができればすぐに終わるが、あいにく家のミシンが壊れていたので、手縫いでチクチクちまちまやることにした。
それでもたいした労力ではない。



チクチク手縫いで繋げた部分。このタイベックは2012年8月に製造されたのだろうか?
ブルーシートと比べると断然軽いし柔らかい。
さらに手触りよく柔らかくするため、丸めたりこすったりしてシワシワにしてみた。
シワシワにしても撥水性や頑丈さは変わらないらしい。



テント設営時に間違えないよう、107cmの狭い方の床面に「せまい方」と記入。
「デュポンタイベック」などと文字が書いてある方が地面側なのだそうだ。
こうして写真を載せるのならば、もう少しきれいな字で慎重に書けばよかったと今気づいた。


四隅に滑り止めのため細引き(アクセサリーコード)を装着  

四隅には滑り止めのため、細引き(アクセサリーコード)とコードストッパーを装着した。
表面がツルツルしていて縫いづらいので、非常にアバウトな縫い目になってしまって少々お恥ずかしい。

実はこのループを縫い付ける前に、細引きを通すための「ハト目」を付けるのにチャレンジした。
しかし生地が薄すぎたのか、ハト目を木槌で打ちつけている間に、仮で開けた穴がハト目よりも大きくなってしまったのだ。
しかも何度木槌で叩いてもハト目は全く締まってくれなかった。
こんな所で女子としての非力さを思い知らされるとは! 

そんなわけで、ハト目打ちは失敗に終わったのだった。



細引き(アクセサリーコード)はホームセンターで1m50円で購入。
安く仕上げるため、コードストッパーを100円ショップで探すも見つからず。
仕方なしに石井スポーツまで行き、NORTHFACE製(1個100円)のコードストッパーを4つ購入。
細引きの視認性が悪いので、コードストッパーは赤で目立つようにしてみた。



自作フットプリント完成。

ちょっと不細工な出来だが、トータル1,640円で6,000円分の働きをしてくれるはずなので、よしとする。
縫い目が少し弱々しいので、あとで補強しようと思う。

そのうちギアキャディ(テント内のウォールポケット)も自作してみようか…
そんな気分になってきた。


手芸が苦手、裁縫道具がない、素材集めが面倒、そんな人は…

テント同時購入なしで4,500円か…


2 件のコメント:

  1. ビッグアグネスのフライフリークUL1が安値で売っていたものの、ネット上の何処を探してもフットプリントが見つからず困っていましたが、参考にして自作してみます。

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  2. いしいさん

    コメントありがとうございます。
    タイベックは強度があって軽い上に柔らかいので、折りたたんでもかさばらずコンパクトにまとまるので大変便利です。
    私はニーモオビのカバー(スタッフサック)の中にテントと一緒に収納しています。
    それと縫い糸の強度が若干不安なので、テント泊の際は念のため細引きと無印の携帯ソーイングセットを持参するようにしています。
    最初から強度のある糸を使った方が無難かもしれませんね。

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